DCジャックは筐体上部 9V駆動 緑のプリント基板 内部表記 Iron Horse V2.0
最新版のV3の説明と同じくオペアンプはLM308Nが使用しています。またもう一つTexas Instruments製RC4558Pを確認できます。クリップ部分にはシリコンダイオードが二つと透明LEDが一つ使用されており、スイッチを切り替えることによってシリコンとLEDに切り替え可能です。ブレンド式に変更したV3とは違い、クリップを通らないリフトモードが選択できます。
Walrus Audioはアメリカ・オクラホマ州ノーマンにて、少人数のギターサークルから始まり、2011年に起業したエフェクトペダル企業です。現在は拠点をオクラホマシティに移して設計・製造を行っています。目を引くアートワークが特徴的で、初期のラインナップはツートンのみを使用したシルクスクリーンによる線画のデザインが多くを占めていましたが、昨今の製品ではコミック調のデザインを取り入れています。
本機IRON HORSEはWalrus Audioの製品の中でも最初期から生産されていたモデルの一つです。バージョンアップ更新を重ねて最新型では「IRON HORSE LM308 Distortion V3」とあるようにLM308Nを使用していることを強調しています。名称から分かるように、ディストーションの名機ProCo RATをベースとして製作されています。多くのブランドが創業当時は既存の回路を発展・改良した物からスタートするように、Walrus Audioも初期の製品は既存のエフェクトペダルの再構築したものが多かったのですが、少し後発となった2010年代らしく、一歩踏み込んだ改良が施されているのが特徴的です。
IRON HORSEはV1とV2ではツマミの可変域の調整以外は変更をしていないとWalrus Audio公式アカウントからの回答が確認できます。V1では音量が急激に上がってしまうため、扱いづらいという声を反映させて、各つまみのコントロールをより扱いやすく改善させたものがV2とのことです。
アートワークはV2の方がより重厚感が出ていて私も好きなデザインなのですが、V1のLEDを利用した暴れ馬の瞳が光るギミックも捨てがたいです。横から見るとLED保護用のホルダーが大きく分かりにくいのですが正面から見ると迫力があります。限定版では描かれている馬にまたがった死神の顔が、LEDに置き換わって点灯するなど遊び心があります。
本機IRON HORSEはWalrus Audioの製品の中でも最初期から生産されていたモデルの一つです。バージョンアップ更新を重ねて最新型では「IRON HORSE LM308 Distortion V3」とあるようにLM308Nを使用していることを強調しています。名称から分かるように、ディストーションの名機ProCo RATをベースとして製作されています。多くのブランドが創業当時は既存の回路を発展・改良した物からスタートするように、Walrus Audioも初期の製品は既存のエフェクトペダルの再構築したものが多かったのですが、少し後発となった2010年代らしく、一歩踏み込んだ改良が施されているのが特徴的です。
IRON HORSEはV1とV2ではツマミの可変域の調整以外は変更をしていないとWalrus Audio公式アカウントからの回答が確認できます。V1では音量が急激に上がってしまうため、扱いづらいという声を反映させて、各つまみのコントロールをより扱いやすく改善させたものがV2とのことです。
アートワークはV2の方がより重厚感が出ていて私も好きなデザインなのですが、V1のLEDを利用した暴れ馬の瞳が光るギミックも捨てがたいです。横から見るとLED保護用のホルダーが大きく分かりにくいのですが正面から見ると迫力があります。限定版では描かれている馬にまたがった死神の顔が、LEDに置き換わって点灯するなど遊び心があります。
コントロールはレベル、トーン、ディストーションの三つ。
V1ではトグルスイッチを横に倒すことで三つのモードに切り替えが可能です。
レベルの音量調整はトグルスイッチによるモード選択での変化が大きいです。
トグル右のRATと同じシリコン対称モード<トグル左のLED一つの非対称モード<クリップを通らないリフトモードの順に音量が上がります。
最小出力のトグル右の対称モードでも9時少し過ぎでユニティゲインに到達します。この際トーンとディストーションは12時での設定でしたが、トーンを上げると音量は増加しますが、ディストーションを上げても音量増加にはあまり影響を与えません。
左のLEDモードと中央のリフトモードでは音量が一気に上昇し、9時時点でも軽く原音以上の音量になってしまいます。9時以降、8時未満の狭い可変域で急激に音量が変化するため、咄嗟の音量調整は難しく、V2で改善されたのも納得できます。少量地点のコントロールが急激なだけで、ある程度の音量に到達してからのレベルノブ操作における音量変化は微細なものへと変わります。
ディストーションを最小にした場合はどのモードでもボリューム最大で同じ音量になります。この場合はユニティゲインより僅かに低く、音色はトーンを最大まで上げることによりドライ音とほとんど変わらない音へと変化します。これはRATのトポロジーを踏襲しているペダルに共通する特徴です。
トーンはRATではお馴染みの高域をカットするローパスフィルターによるトーン回路です。内部的にはノブを回し切った位置をフラットとして、左へ回すごとに高域が遮断されます。歪み具合で高域が耳障りと感じる場合は12時地点をフラットとして捉えて、高域を好みのポジションで抑える使い方となります。
ディストーションは歪みの量を調整します。3モードの選択によって音像は変化します。
トグルスイッチによるモード切り替えは右がシリコンダイオードによる対称モード、中央がクリップ回路を通らないリフトモード、左がLEDによる非対称モードです。
右シリコン対称モードはRATと同じクリップ回路になりますが、RATにくらべてファジーな暴れ感が抑えられています。低域のまとまりがよくトーンを下げてもあまり引っ込んだ感じはありません。一番歪むモードなためディストーションではありますが、とてもスムースな印象を受けました。
中央のリフトモードは一気に音量が上がるため注意が必要です。また音もブライトよりで硬質な印象を受けます。LM308Nのダイレクトな歪みが出力されるのですが、過度に歪ませた際の音割れ感はあまり感じられません。
左のLED一つの非対称モードは中央のモードより僅かに音量は下がりますがそれでも高出力です。このモードが結構特徴的で、中央の音の硬さが程よく抑えられた明るいディストーションです。LEDを二つ使用しているターボRATと同等の軽いコンプレッションを持ちながらも、音に元気があるため、若干歪みを抑えてオーバードライブ的な用途も可能です。ベースもしっかりと出ているため、現代的なモダンな印象を受けます。
シリコン対称クリップによる正統派なRATの進化系とも呼べるかもしれませんが、ひとによっては暴れ感が物足りないかもしれません。アートワークは暴れ馬なのですが、実際はそつなくまとまったモダンなRATスタイルのペダルです。ですが、音量調整はちょっと難ありと思います。設定を決めたらあまりノブを触らない人には向いていると思いますが、右と左のモードはキャラクターの違いがはっきり分かれているため一つのモードだけを使用するのはやや勿体ないです。操作性を改善させたV2の選択もありだと私は感じました。
V1ではトグルスイッチを横に倒すことで三つのモードに切り替えが可能です。
レベルの音量調整はトグルスイッチによるモード選択での変化が大きいです。
トグル右のRATと同じシリコン対称モード<トグル左のLED一つの非対称モード<クリップを通らないリフトモードの順に音量が上がります。
最小出力のトグル右の対称モードでも9時少し過ぎでユニティゲインに到達します。この際トーンとディストーションは12時での設定でしたが、トーンを上げると音量は増加しますが、ディストーションを上げても音量増加にはあまり影響を与えません。
左のLEDモードと中央のリフトモードでは音量が一気に上昇し、9時時点でも軽く原音以上の音量になってしまいます。9時以降、8時未満の狭い可変域で急激に音量が変化するため、咄嗟の音量調整は難しく、V2で改善されたのも納得できます。少量地点のコントロールが急激なだけで、ある程度の音量に到達してからのレベルノブ操作における音量変化は微細なものへと変わります。
ディストーションを最小にした場合はどのモードでもボリューム最大で同じ音量になります。この場合はユニティゲインより僅かに低く、音色はトーンを最大まで上げることによりドライ音とほとんど変わらない音へと変化します。これはRATのトポロジーを踏襲しているペダルに共通する特徴です。
トーンはRATではお馴染みの高域をカットするローパスフィルターによるトーン回路です。内部的にはノブを回し切った位置をフラットとして、左へ回すごとに高域が遮断されます。歪み具合で高域が耳障りと感じる場合は12時地点をフラットとして捉えて、高域を好みのポジションで抑える使い方となります。
ディストーションは歪みの量を調整します。3モードの選択によって音像は変化します。
トグルスイッチによるモード切り替えは右がシリコンダイオードによる対称モード、中央がクリップ回路を通らないリフトモード、左がLEDによる非対称モードです。
右シリコン対称モードはRATと同じクリップ回路になりますが、RATにくらべてファジーな暴れ感が抑えられています。低域のまとまりがよくトーンを下げてもあまり引っ込んだ感じはありません。一番歪むモードなためディストーションではありますが、とてもスムースな印象を受けました。
中央のリフトモードは一気に音量が上がるため注意が必要です。また音もブライトよりで硬質な印象を受けます。LM308Nのダイレクトな歪みが出力されるのですが、過度に歪ませた際の音割れ感はあまり感じられません。
左のLED一つの非対称モードは中央のモードより僅かに音量は下がりますがそれでも高出力です。このモードが結構特徴的で、中央の音の硬さが程よく抑えられた明るいディストーションです。LEDを二つ使用しているターボRATと同等の軽いコンプレッションを持ちながらも、音に元気があるため、若干歪みを抑えてオーバードライブ的な用途も可能です。ベースもしっかりと出ているため、現代的なモダンな印象を受けます。
シリコン対称クリップによる正統派なRATの進化系とも呼べるかもしれませんが、ひとによっては暴れ感が物足りないかもしれません。アートワークは暴れ馬なのですが、実際はそつなくまとまったモダンなRATスタイルのペダルです。ですが、音量調整はちょっと難ありと思います。設定を決めたらあまりノブを触らない人には向いていると思いますが、右と左のモードはキャラクターの違いがはっきり分かれているため一つのモードだけを使用するのはやや勿体ないです。操作性を改善させたV2の選択もありだと私は感じました。
IRON HORSEは仕様が3モード搭載で類似しているV1とV2は既に生産を終了しています。
後継機のV3ではトグルスイッチが廃止され、ダイオードとLEDのクリップをノブでブレンド調整できるようになるなど大幅に変更が加えられています。設定次第ではV1、V2に近い音は出せるようですがレイアウト一新に伴い、完全再現は難しいと公式サポートチームから回答をいただきました。リフトモードは廃止されていますが、V1、V2からLEDクリップが増設されて、二つの赤色LEDによる対称クリップからブレンドが可能との説明を受けましたのでスイッチ切り替えとは異なり、より幅広い歪みがメイキングできます。
後継機のV3ではトグルスイッチが廃止され、ダイオードとLEDのクリップをノブでブレンド調整できるようになるなど大幅に変更が加えられています。設定次第ではV1、V2に近い音は出せるようですがレイアウト一新に伴い、完全再現は難しいと公式サポートチームから回答をいただきました。リフトモードは廃止されていますが、V1、V2からLEDクリップが増設されて、二つの赤色LEDによる対称クリップからブレンドが可能との説明を受けましたのでスイッチ切り替えとは異なり、より幅広い歪みがメイキングできます。
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