2011年製 筐体下地が透けたハチミツ色 MXR筐体 赤LED サイドジャック トゥルーバイパス
DCジャックはインジャックサイド 9V駆動 プリント基板 内部表記SHOD V1.0 2010
MAD PROFESSORのファクトリーモデルまたはNEW○○○モデルは2010年から台湾で製造が開始され、2011年までは筐体下部にBJF DESIGNと表記されていました。フィンランド製の初期ハンドワイヤード品にもBJF DESIGNと表記されていたため、見分けがつくように、ハンドワイヤード品をHAND WIRED表記に、ファクトリー品には何も記さなくなりました。他の見分け方として、ハンドワイヤード品は塗装が厚く、DCジャックが丸い。ファクトリー品は塗装が透け、DCジャックがボックス型で埋め込まれている点が挙げられます。また筐体の素材が違うためハンドワイヤード製は重いです。
内部的な差は、コンポーネントの差があるもの基本設計は同じです。ハンドワイヤードもプリント基板で作られており、配線やスイッチ類のはんだ付けが手作業で行われています。ファクトリー品はスイッチ側をテンプレートとして他のモデルでも流用し、メイン基板と2層構成で組み立てやすく作られています。表面実装ではなく、スルーホールで製造されています。
本機はBJFEのBjorn Juhlビョルン・ユール氏によるHoney Bee ODがモデルとなっています。独自の解釈によるオリジナル回路をいくつも設計してきたBJFの代表的なモデルで、スプロアンプから着想を得て作られたローゲインオーバードライブです。スプロといえば、歪まない小中型のコンボアンプで、ブリティッシュロック全盛期の60~70年代には多くのミュージシャンが、ブースターを使用した過大出力により強制的に歪ませていたことで知られています。しかし、Honey Beeはスプロ単独による、ローゲインで僅かに歪んだクリーンに着目してデザインされました。
その後、Honey Beeの発展型としてFlame Top Overdriveが設計されます。こちらは本機、Sweet Honey Overdriveのプロトタイプに当たるモデルとされていますが、こちらも独自の音色を持っているようです。どのモデルにも共通している点はローゲインで、甘いトーンが特徴です。
その後、Honey Beeの発展型としてFlame Top Overdriveが設計されます。こちらは本機、Sweet Honey Overdriveのプロトタイプに当たるモデルとされていますが、こちらも独自の音色を持っているようです。どのモデルにも共通している点はローゲインで、甘いトーンが特徴です。
コントロールはボリューム、ドライブ、フォーカスの三つ。
ボリュームはドライブの影響を受けます。ドライブ12時でボリューム10時辺りがユニティゲインです。ドライブを最小にすると、ボリューム最大でもユニティゲインギリギリとなってしまうためブースターとして使用するにはある程度歪ませる制限があります。ドライブ12時以降は通常使用として音量は稼げます。
ドライブはゲイン調整です。12時でもコード弾きで僅かに歪みを感じられる程度です。原音を残したまま僅かに歪んでいき最大だとクリーンな高域と、芯の太さを感じる低域が出てきます。クランチには届かない程度の歪みです。
フォーカスはトーンに当たるノブで主に高域、中域を際立たせる役割を持ちますがゲインにも影響があります。最小で使用しても籠った感じは無くダークで丸みがあるトーンで、右に回すほどゲインの解像度と高域の明るさが際立ってきます。
ピッキングニュアンスの原音を生かしたまま艶や太さ、高域のキラキラ感を味付けする優れたローゲインオーバードライブです。高域に耳障りな感じが無く、巻き弦はクリーンでも少し歪みを残しており、それが芯の太さに感じられると思います。私はフロントピックアップで使用するのが好みです。
このペダルはしばし、日本国内においてダンブル系と紹介されていますが、MAD PROFESSOR側にダンブルの音を参考に開発された記述は一切確認できません。海外ではあえてカテゴライズするとBluesbreakerなどのローゲインオーバードライブや、原音を重視し、透明感のある所謂トランスペアレント系とすることはあっても、MAD PROFESSOR最大のヒット商品にも関わらず、ダンブルスタイルと評価する人はほとんど見かけません。
これは当時の日本国内のマーケティングにおいて、ダンブル系とカテゴライズすることにより、幅広く売り込むことができると考えた販売戦略だったと指摘せざる得ません。当時を振り返ってみると、作り手の意図とは異なった宣伝をされた製品はいくつか思い当たります。
ですが、ダンブル的なウォームな歪みや低帯域の音圧は無いものの、Sweet Honey Overdriveは、ダンブルを使用しているアーティストが出しそうな抽象的な意味で「良い音」、ピッキングニュアンスに反応し、芯があり高域に艶があるクリーントーンが出せてしまうのも事実です。2011年の時点で製造台数であるシリアルは1000を超えており、当時から国内外問わず評価されていました。中国製のコピーペダルも数多く出回っていますが、耐久性や内部コンポーネンツに不安がありますので正規品の購入を推奨します。現在も生産が続いているローゲインオーバードライブの傑作です。
ですが、ダンブル的なウォームな歪みや低帯域の音圧は無いものの、Sweet Honey Overdriveは、ダンブルを使用しているアーティストが出しそうな抽象的な意味で「良い音」、ピッキングニュアンスに反応し、芯があり高域に艶があるクリーントーンが出せてしまうのも事実です。2011年の時点で製造台数であるシリアルは1000を超えており、当時から国内外問わず評価されていました。中国製のコピーペダルも数多く出回っていますが、耐久性や内部コンポーネンツに不安がありますので正規品の購入を推奨します。現在も生産が続いているローゲインオーバードライブの傑作です。

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