2004年発売 ブルズアイグラフィック MXR筐体 赤LED サイドジャック ハードワイヤードバイパス
DCジャックはインジャックサイド 9V駆動 スイッチ無しの赤の表面実装基板 CEマークあり 内部表記 ASSY REV C.(C・1) 01/06/2004 AAシリアル
オペアンプはMC33178が使用されています。音響用でJRC4558Dなどと比較するとノイズがより抑えられた品質の高いものになります。コンデンサには通常の電解コンデンサが使用されています。電解コンデンサの表面実装化は他の部品と比べて開発に遅れを取ったため、当時は割とコストが高く、初期の表面実装を用いた大量生産品では、リードタイプの電解コンデンサを使用している基板はよく見受けられる仕様です。
本機はザック・ワイルドのシグネチャーペダルとして2004年に発売されたオーバードライブペダルです。ザックは当時BOSS SD-1を歪ませたアンプのブースターとして使用していましたが、低域をもう少し残してほしいとジムダンロップ側にリクエストして開発されました。回路はSD-1と同じ非対称クリップによるオーバードライブ回路で、このペダルだけではディストーションのようにしっかりは歪みません。ザックも元々歪ませたアンプを引き締めるために使用しています。
発売日は2004年と20年以上前から販売されており、MXRのアーティストシリーズの中ではかなりの古株です。この個体はギターインジャック側に、丸いシールのCEマークが貼られている比較的初期の個体です。この外観のZW44 Wyldeは全て表面実装基板ですが、緑基板、赤基板、赤基板にモード切り替えスイッチが追加された3種類が存在します。
ZW44 Wyldeは年代によって基板にスイッチが付いていない可能性がありますが、後発で発売されたZW44 Berzerker OverdriveではGT-OD基板と共通しているため、全ての個体でスイッチの切り替えが可能です。現行品のWA44 WYLDE AUDIO OVERDRIVEでもこの仕様は受け継がれているとされています。またZW44にはカスタムショップ製のCSP016 ZW-44が存在しています。このペダルは本機の白いZW44 Wylde発売後の2010年に、アルミ削り出しの風合いを持たせ、初期はLEDを青色に変更した限定品として生産されました。基板を確認する限りは、通常版ZW44 Wyldeと同じ表面実装基板で、特別にスルーホール部品が追加されたようには見えません。ZW44 Wylde初期の緑基板を使用しているため、切り替えスイッチは付いていません。
MXRはシグネチャーモデルを販売した後に、通常版としてアーティストモデルではないデザインで販売することがあるメーカーでもあります。例としてCSP265からM264 FET DriverやDD25からM251 FODなど、ザックのシグネチャーペダルシリーズのコーラスペダルZW38 Black Label ChorusもM234 Analog Chorusとして外装を変更して販売されています。 海外の楽器店のみで販売されたM192 Classic Overdriveもその一つで、価格は$50前後という格安ながら中身の基板はZW44・GT-ODの基板をそのまま使用しています。しかし、内部が既存のペダルと同じということを紹介しなかったため、既にZW44&GT-ODを所持しているのに購入してしまった人からは、MXRやジムダンロップに対して不信感を募らせる要因ともなりました。一方でこの事実が拡散されると、ザックにこだわりは無いけどMXRサイズのSD-1・TS9が格安で欲しいという需要に応える形となりました。
ここまでに名前に出したZW44 Wyldeの系譜といえるZW44 Berzerker、CSP016、WA44の3種と、GT-ODとM192 Classic Overdriveはネットに上げられている画像を見る限り、基板の流用が確認できますが、表面実装されたチップまで完全に一致している、詳細な確認までは取れていません。恐らく、販売から20年以上も経過しているため、コンポーネントはZW44 Wyldeとは違っている可能性は高いです。出音は全部同じという意見もあれば、全部微妙に違うというレビューもあります。この辺りは今後、比較検証できる機会があれば取り上げようと思っていまが、今回は元となったBOSS SD-1との比較となります。
コントロールはアウトプット、トーン、ゲインです。
アウトプットは音量になります、全て12時地点でSD-1と比べると若干ZW44の方が音量は低く感じられますが、最大値での音量は両方とも同じです。ゲイン0でも出力されますが若干歪んでいます、この状態では稼げる音量も限りがあるため、クリーンブースターとしての使用は少し厳しいものがあります。
トーンは主に高域を調整する増幅・増減が可能なアクティブ回路です。フラットは12時付近とされていますが、SD-1とZW44はともにオンにした状態で、ミッドが強調された帯域に変化しているため、クリーン設定でも原音と同じ設定は不可能です。これはSD-1での変化、特に低域の減少が顕著に感じられます。一方ZW44は低域が残っているため、同じ設定にするとSD-1は中域をフォーカスするため若干スカスカに聞こえてしまい。対するZW44はしっかりと芯が残って聴こえます。
発売日は2004年と20年以上前から販売されており、MXRのアーティストシリーズの中ではかなりの古株です。この個体はギターインジャック側に、丸いシールのCEマークが貼られている比較的初期の個体です。この外観のZW44 Wyldeは全て表面実装基板ですが、緑基板、赤基板、赤基板にモード切り替えスイッチが追加された3種類が存在します。
モード切り替えスイッチとは何かというと、2007年にカスタムショップラインとして販売されたCSP021 GT-ODという緑のオーバードライブペダルが販売されました。このペダルは緑の筐体から連想されるようにミディアムゲインの対称クリップのオーバードライブとして販売され、MXR製品のTS系としてラインナップに加わりました。ですが内部基板は本機ZW44 Wyldeを流用したもので、基板部品面のスライドスイッチを操作することで、クリッピングを非対称に切り替えてZW44⇔GT-ODに変更することができました。これは公式にはアナウンスされていない仕様で、切り替えには分解しないとアクセスできない作りになっています。この仕様は現行品となったM193 GT-ODにも引き継がれています。このGT-ODの仕様が、ある年代を境にZW44 Wyldeでも切り替えができるように変更されました。
ZW44 Wyldeは年代によって基板にスイッチが付いていない可能性がありますが、後発で発売されたZW44 Berzerker OverdriveではGT-OD基板と共通しているため、全ての個体でスイッチの切り替えが可能です。現行品のWA44 WYLDE AUDIO OVERDRIVEでもこの仕様は受け継がれているとされています。またZW44にはカスタムショップ製のCSP016 ZW-44が存在しています。このペダルは本機の白いZW44 Wylde発売後の2010年に、アルミ削り出しの風合いを持たせ、初期はLEDを青色に変更した限定品として生産されました。基板を確認する限りは、通常版ZW44 Wyldeと同じ表面実装基板で、特別にスルーホール部品が追加されたようには見えません。ZW44 Wylde初期の緑基板を使用しているため、切り替えスイッチは付いていません。
MXRはシグネチャーモデルを販売した後に、通常版としてアーティストモデルではないデザインで販売することがあるメーカーでもあります。例としてCSP265からM264 FET DriverやDD25からM251 FODなど、ザックのシグネチャーペダルシリーズのコーラスペダルZW38 Black Label ChorusもM234 Analog Chorusとして外装を変更して販売されています。 海外の楽器店のみで販売されたM192 Classic Overdriveもその一つで、価格は$50前後という格安ながら中身の基板はZW44・GT-ODの基板をそのまま使用しています。しかし、内部が既存のペダルと同じということを紹介しなかったため、既にZW44&GT-ODを所持しているのに購入してしまった人からは、MXRやジムダンロップに対して不信感を募らせる要因ともなりました。一方でこの事実が拡散されると、ザックにこだわりは無いけどMXRサイズのSD-1・TS9が格安で欲しいという需要に応える形となりました。
ここまでに名前に出したZW44 Wyldeの系譜といえるZW44 Berzerker、CSP016、WA44の3種と、GT-ODとM192 Classic Overdriveはネットに上げられている画像を見る限り、基板の流用が確認できますが、表面実装されたチップまで完全に一致している、詳細な確認までは取れていません。恐らく、販売から20年以上も経過しているため、コンポーネントはZW44 Wyldeとは違っている可能性は高いです。出音は全部同じという意見もあれば、全部微妙に違うというレビューもあります。この辺りは今後、比較検証できる機会があれば取り上げようと思っていまが、今回は元となったBOSS SD-1との比較となります。
コントロールはアウトプット、トーン、ゲインです。
アウトプットは音量になります、全て12時地点でSD-1と比べると若干ZW44の方が音量は低く感じられますが、最大値での音量は両方とも同じです。ゲイン0でも出力されますが若干歪んでいます、この状態では稼げる音量も限りがあるため、クリーンブースターとしての使用は少し厳しいものがあります。
トーンは主に高域を調整する増幅・増減が可能なアクティブ回路です。フラットは12時付近とされていますが、SD-1とZW44はともにオンにした状態で、ミッドが強調された帯域に変化しているため、クリーン設定でも原音と同じ設定は不可能です。これはSD-1での変化、特に低域の減少が顕著に感じられます。一方ZW44は低域が残っているため、同じ設定にするとSD-1は中域をフォーカスするため若干スカスカに聞こえてしまい。対するZW44はしっかりと芯が残って聴こえます。
ゲインでは、アウトプット位置の調整が必要ですが、ザックの過去のセッティングではSD-1を全て1時ごろに設定していたペダルボードの写真が確認できます。ZW44もトーンとゲインをこの位置で設定してSD-1と弾き比べると低域の存在感以外はそっくりに感じられます。ZW44の方が高ゲインという感想や、使用しているオペアンプの音響特性でもZW44の方が歪むようなのですが、全て最大にした状態でも、私の耳にはSD-1とZW44はほぼ同等の歪み幅に聞こえました。SD-1のカットした低域ゆえに若干高ゲインに聞こえるのかもしれません。同じ非対称なこともあって、サスティンの伸び方や倍音などは本当にそっくりです。
ザックの今のセッティングはどうなっているか調べたところ、現在も自身のブランドとしてMXRから製造・販売されているWA44 WYLDE AUDIO OVERDRIVEを使用しており、全てのペダル類はジムダンロップ製品で統一しています。ただし、WA44には巾着袋のようなものでセッティングが隠れているため、具体的なセッティングは確認できず。過去のSD-1に倣って全て1時での設定に近い状態で歪ませたマーシャルに合わせて使用することで、高域をまとめつつも低域が残るため、音がギュッと締まります。ゲインがアップしたことでピッキングハーモニクスがより出しやすくなり、演奏を補助してくれます。JC-120のようなクリーンなアンプではクランチ程度までは歪みますが、最近のペダルと比べると、単独での使用は少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ザックの今のセッティングはどうなっているか調べたところ、現在も自身のブランドとしてMXRから製造・販売されているWA44 WYLDE AUDIO OVERDRIVEを使用しており、全てのペダル類はジムダンロップ製品で統一しています。ただし、WA44には巾着袋のようなものでセッティングが隠れているため、具体的なセッティングは確認できず。過去のSD-1に倣って全て1時での設定に近い状態で歪ませたマーシャルに合わせて使用することで、高域をまとめつつも低域が残るため、音がギュッと締まります。ゲインがアップしたことでピッキングハーモニクスがより出しやすくなり、演奏を補助してくれます。JC-120のようなクリーンなアンプではクランチ程度までは歪みますが、最近のペダルと比べると、単独での使用は少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。
本機は現在は生産終了しています。2026年の現在ではザック・ワイルド個人のアーティストシリーズWYLDE AUDIOとしてWA44が発売されています。このシリーズにはコーラスやフェイザーも新しいオリジナルグラフィックでラインナップされています。基板を流用していたM193 GT-ODは、現在ではレギュラーモデルとして販売は継続しています。そしてこれらのペダルの一つの注意点と言えば、最新の現行品も含めて、ハードワイヤードバイパスを維持していることが挙げられます。直列でのペダルの繋ぎすぎでは、トゥルーバイパス以上に音痩せに影響があります。
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