Wallace Amplification FUZZ ACE

 

Wallace Amplification FUZZ ACE

Wallace Amplification FUZZ ACE 全体像
2013年製 黒地に黄色のMXRより少し大きいDeltron製(459-0020と思われます) LEDなし トゥルーバイパス
DCジャック無し電池駆動のみ 9V駆動 ノブは二つ 筐体の手触りはざらざらとしています。
ゲルマニウムが2石、表面を研磨されており詳細は不明。黒いプリント基板で内部にバイアス調整あり。
ファズフェイスが元になっていますが、パーツ定数が異なっているようです。
名前はおそらくFuzz Faceを捩ったものに、スペードのエースを合わせたものです。

このペダルを製作したWallace Amplificationはアメリカの小規模企業で、オーナーのBrian Wallaceブライアン・ウォレス氏はJTM45、50、100のPlexi Marshallのレプリカで評判を得た方のようです。あまり情報が無く、このペダルは日本の市場によく出回っていたこともあったため日本製と勘違いしている方もいるようです。
元は90年代にKLONやCROWTHER AUDIOの代理店を務めていたHUMAN GEARが取り扱っており、初期型は裏蓋に代理店シールが貼ってありました。真偽は定かでないですが300台ほど流通していたようです。
その後程、2012年ごろに国内で再販売されることとなり予約が再開されました。本機はその再販売品でHUMAN GEAR取り扱いではないためシールは貼られておりません。中古で出回っているシリアルを見てみますと、3桁台は確認できませんでした。末尾JPシリアルで多く見積もって100台前後再販したようです。

コントロールはファズとボリューム

ボリュームは2時くらいまで上げます。ペダル側で音量を稼いだ方がギター側のボリュームを操作した際の追従は向上します。
ファズ感の出音はブライトでソリッドにまとまっていますが、ドンシャリ気味でビンテージ感は薄いです。歪ませてディストーションのように使う。もしくはファズを3時くらいまで下げると同時にギターボリュームも下げると高域が際立ちつつ、低域にファズ感が残る独特なクリーントーンで使用することもできます。
ボリュームの追従ですが、先に記したようにボリュームをペダル側である程度稼いでおかないと追従してきません。鈴鳴りで使用したい場合は、出音できる音量に制限がある環境では性能を発揮しづらい気難しい機種です。
内部のバイアストリマーはゲルマがうまく働かない環境において、出音のゲート感の開閉を調整するものです。
Wallace Amplification FUZZ ACE 内部基板
設計者のブライアン・ウォレス氏はマーシャルのレプリカに熟知されており、このペダルがWallaceが製作している数少ない2種類のペダルのうちの一つですので、氏の得意とするマーシャルアンプに合わせた調整が施されていそうです。

現在は国内正規流通が終了しております。海外の中古市場をチェックしてみましたが。アメリカより日本からの出品件数が多く、出回っている中古在庫も日本国内に集中しています。
Wallace Amplificationの現状は、HPやYOUTUBEの方は2015年以降更新が滞ていますが、Facebookでは2023年頃まで更新していたのが確認できたので、存続はしている模様です。直接オーダーをすればまた製作してくれる可能性はあります。