2010年製 黄土色の1590N1サイズ筐体 4ノブ仕様 白LED サイドジャック仕様 トゥルーバイパス
DCジャックはインジャックサイド 9V駆動 緑のプリント基板 クリッパーに透明赤色LED 内部表記Rev6
緑のロシアンマフをベースにTexas 2N1302ゲルマと2N3904シリコンを2個ずつ組み合わせたハイブリッド構成で、LEDクリッピングしています。元々はThe Black Keys(EQDの創業地と同じオハイヨ、アクロン出身)のダン・オーバックのために作ったマフだそうです。EQDは代理店がYAMAHAになってから、公式チャンネルで作り手自らがヒストリーを語ってくれるのでとても印象が良いペダルメーカーになりました。
初期型がラージケース3ノブでゴールドハンマートーン、そこから筐体サイズが1590N1になり、ミドルを追加した4ノブ仕様になりました。ベンダー系ファズのトーンリッパーとオクターブスイッチをセットにしたHoof Reaperというモデルも生産されました。EQDで一番売れた機種ではないでしょうか?
私は3ノブを最初に持っていたのですが、ピクチャーの蹄のデザインがあまり好きではなく売ってしまいました。ただ、音はとても良かった印象が残っていましたので、4ノブになってから再び購入した覚えがあります。当時ハイブリッドファズとはなんぞやという好奇心もありました。
コントロールはトーン、ファズ、シフト、レベルの四つ。トップジャックと違い、ノブの位置が変わっています。
まず、レベルのボリュームがとても大きいので9時少し前くらいから始めます。
ファズの歪みは結構荒い感じで音の分離が良く、若干ブライトよりな印象です。
トーンは右に回せば低域が、左に回せば高域が落ちるカット式トーン回路です。
後から追加されたノブのシフトはミドルを調整するノブなのですが、12時以降からどんどん音量が引っ込んでいきますのでボリューム調整が必要になります。シフト位置でトーンの効きがかなり変わりますので、元の音の分離が良いのでオーバードライブ風ファズも出せます。
手持ちの他のロシアンタイプと比べてみました。
現行ナノアーミーグリーンロシアンと比較した感じ、圧倒的にHoofは低域が足りない。
トーンをハイカットして低域側に寄せた設定にしても、元の低域が弱いのと音の分離のよさが際立ってシフトを組み合わせてもそっくりな音は作れなかったです。
ロシア黒マフやシビルウォーとも比較しましたが、やはり低域不足です。
ロシアンマフって基本的にはゲインとフィルターを最大まで上げると、低域に特徴があって、スムーズで、鞭を打っているような締まった音がするんですけど、Hoofでそういった音を再現することはできなかったです。
元々は、ダンの持っていたグリーンロシアンがとてもクリーンが出る特殊な個体で、そのモデルの音色を狙って作ったとジェイミー氏も語っていますので、Hoofの音はロシアンマフだよというのは難しいかも。
ビッグマフは基本トランジスタを用いた場合、シリコントランジスタ4石で構成されていますが、本機はゲルマ・シリコン混合でさらに赤色LEDでクリップまでしていますので、年代で区別する○○系マフには属さないと思います。しいて言うなら、ロシアンベースのハイブリッド型発展マフがしっくりくるかと思います
HoofはEQD創業前から作られており、一度も廃盤になったことがないEQDの代表機種です。
極初期型とはトランジスタの変更があり、音自体も変化しているそうですが、4ノブになってからは個体差が出ないように測定したパーツで作らているとのことです。


