EarthQuaker Devices Dirt Transmitter

EarthQuaker Devices Dirt Transmitter
 
EarthQuaker Devices Dirt Transmitter 全体像

2012年製 黒の下地に青緑色 MXR筐体 高輝度白LED サイドジャック トゥルーバイパス
DCジャック位置はインジャックのサイド ノブは4つ 9Vセンターマイナス駆動 
STM製2N1711シリコンを2石 抵抗材は全て金属被膜抵抗を使用 緑のプリント基板 内部表記Rev4

EQD初期から作られていた機種でファズフェイス発展型です。ピクチャーのパラボラアンテナが遠回しに、丸い形のアレだよと教えてくれます。初期型はバイアスが内部にある3ノブMXR筐体仕様、次に4ノブになったラージケースを経て、再度小型化された4ノブMXR筐体ハンマートーンフィニッシュになりました。そのあとしばらく買えない時期があった気がするんですが、その期間を経て流通しだしたのが本機のRev4型です。

コントロールはバイアス、ダート、トーン、レベル

Rev4はファズの効き目がダート表記になってますが効果は同じ。ダートを上げれば歪みが上がり、下げればゲルマみたいなぼやけた歪みに。
トーンは上げればシリコンファズフェイス特有のカリカリした耳を劈くような音に。
このペダルの一番のポイントがバイアスノブです。EQDのレガシーリイシューの説明書には時計回りに振り切った状態が本来のバイアス定位置とありますが、上げるほど倍音が加わってサスティーンの揺らぎが変わってきます。私的には12時くらいから調整しても良いかなと思います。12時から10時くらいまで下げるとブチブチ切れだし、反時計に振り切ればオクターブファズ調のゲートファズになります。

このペダルが秀逸なところは、どのノブ位置にしても破綻しないことです。
ガレージ系のファズメーカーが作るファズ(特にゲートや8bit系)は設定位置次第でピーとかブーとか必要ない発振音がしたり、ギターのボリューム切っても鳴ってるみたいなものも多いんですけど、どこに設定してもそれが無い。欠点というべきなのか、ファズフェイス系ですがボリュームの追従はよろしくありません。

EarthQuaker Devices Dirt Transmitter 2N1711 内部基板

2N1711シリコントランジスタ。あまり使われないトランジスタですが、EQD創業者のジェイミー・スティルマン氏が様々なトランジスタから選定して選んだそうです。安定した供給が確保できなくなったため、2017年に生産終了しました。
その後、2024年に1000台限定でラージケースで復刻され、翌年2025年にカルフォルニアのレコーディングスタジオ『Rancho De La Luna』ランチョ・デ・ラ・ルナとコラボ限定モデルが発売されました。現在のEQDの定番、Bossくらいの大きさの1590N1サイズ筐体にトップジャック仕様になっています。